ここのところ、月曜日はH大学の授業を傍聴している。ここの学部学生はなにごとも効率第一、効率よくうまく世渡りするのが、賢い生き方だと考えてる人が多いみたい。ほとんどの人が授業の内容など、ちっとも聞いていない。それなのに、出席カードを兼ねた授業の感想を書くシートには、サラサラと「たいへん興味深く、もっと深く知りたいと思った」などと書き込んでいる。
緑深く多くの花が咲くキャンパスなのに、花の写真やらを撮っている人は、まずいない。図書館前の樹齢100年以上の杉の木が、工事の邪魔だからという理由で伐採されているのに、問題にする学生もいない。気づいてさえいないのかも。

緑に映えるタチアオイの花。

花のなかで休んでいるミツバチ(上)と、花粉と蜜を集めに来たコマルハナバチ(下)。